大事な仕事を無償のボランティアに頼っている日本って……

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去年、東京オリンピックでのボランティアがブラックになりそうだという問題がニュースになりました。

無償でスタッフとして働くことを求められることになるんですね。暑い時期なので、一層大変です。

対価がなかったり、少なかったりする中でも、他の人や社会の役に立とうという気持ちは素晴らしいと思います。だからこそ、そんな人たちが不利益を被らないような仕組みにしてもらいたいものです。

他の分野に目を移しても、似たような問題を見つけることができます。

今回取り上げたいのはGISの技術者のボランティアです。

GISという用語になじみのない方は多いでしょう。簡単に説明をします。

GISというのは、地図を使って様々な分析をするときに使われる技術です。詳しくはこちらをご覧ください。GIS とは

これを使うと、高齢者の多い地域はどこか?とか、現在地から一番近いショッピングセンターはどこか?といったことに答えることができます。他にも様々な問題の対処・分析に使うことができるそうです。Googleマップにも使われています。

この技術は便利で、色々なところに需要があります。しかし、技術者が足りていない、もしくは需要と供給のミスマッチが起こっているようです。ぼくが授業を受けている教授なんかは、災害が起こるたびにどこかの自治体の被害状況分析を手伝っています。それも無償で、です。

これがGISに関する問題です。

災害の被害の把握などは、住民の生活に深くかかわるところで、国・地方自治体がやるべき仕事の中でも重要なもののはずです。

それを無償のボランティアに頼っているというのはどうなんでしょうか?オリンピックの問題に続き、日本大丈夫なのかなぁと、僕は思ってしまいます。技術者は相応の報酬を受けるべきではないでしょうか?

災害が起こったというような大変な時期にお金を要求するとは強欲だ。とか、現地で災害支援ボランティアを無償でやっている人もいる、といった意見もあるでしょう。

しかし、技術者のボランティアと一般人のボランティアを一緒にしていいものかと考えてしまいます。

一般の人と違って、技術者は知識を身につけるために相応の時間・お金を費やし、努力をしています。技術者が無償ボランティアをしなければいけないような状況は、正しいと言えるのでしょうか。彼らの費やしたリソースに対する尊重の気持ちが足りていると言えるのでしょうか。

この言い方だと、一般人の現地ボランティアを軽んじているように思えるかもしれませんが、その意図はありません。それは勿論のことです。

災害のときに見返りを求めずに働くという気持ちも素晴らしいことだと思っています。

ただ、そういった考え方が技術者のモチベーションを損なったり、技術者になろうとする人を減らすようなことがあってはいけないだろうと思うのです。

国や地方公共団体は、こういった技術者のボランティアに対して、報酬を出すべきではないでしょうか。はじめは少額でもいいと思います。ただ働きという現状はよくないでしょう。

技術者に限らず、その人がしてきた努力が正当に評価されるようになって欲しいなぁと、そう思います。それ実現すれば、日本にとってプラスになるはずです。

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