理系大学生3人のリアルな塾講トーク

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これまでも何度か書いたように、ぼくは塾講師のバイトをしています。このバイトは大学生にとって割とメジャーなものなので、周りにも塾講師のバイトをしている人はそこそこいます。それで、友達との話題が塾講師のバイトになることが結構多いのです。

今回はそんな会話の中から最近のものを一つ選んで、紹介したいと思います。これから塾講師のバイトをしようかと考えている人、それから塾に通っている人には何かの参考になるかもしれません。うん。なればいいなぁ。

この会話に登場するのは以下の3人です。

・ぼく:京大工学部3年生
・友達A:京大理学部3年生
・友達B:京大工学部3年生

会話の細かいところは実際とは違う場合もあります。録音とかはしていないので(笑)。

夕食を食べながらの会話

この会話は三人で学食に行って、夕ご飯を食べたときにした会話の一部です。

最近のバイト事情

ぼく:「最近はバイトはどんな感じなん?」

友達B:「変わらずって感じ。」

友達A:「担当している生徒が『成績が上がってきたので、志望校を上げます』って言い始めて、大丈夫かよ?って思ってる。」

友達B:「その子の学年は?」

友達A:「高2。」

友達B:「それなら大丈夫なんじゃない?まだ時間あるじゃん。」

友達A:「でもその子の新しい志望校が早稲田らしい。」

ぼく:「早稲田か~。難しいっていうイメージはあるけど、実際どれくらい難しいんか分からんよね。」

友達B:「結構むずかったと思う。多分おれが受けたら受からん。」

友達A:「そんなレベル高い?」

友達B:(スマホで早稲田の入試について検索して)「これ見て。京大受験生の早稲田併願合格率って3割くらいらしい。」

ぼく:「低いな……。」

友達A:「慶応は意外に5割越えてくるんやな。」

ぼく:「早稲田とか慶応とかの難易度って、正直おれらは分からんよね。東京方面の受験は考えへんかったから。」

友達A:「おれも全然分からん。一橋とか東工大もあるよな。」

関西の塾講師(自分たち)は関東の大学をよく分かってない

ぼく:「一橋とか東工大は国公立で、早稲田とかは私立やで。」

友達A:「おれそういうの全然知らんな…。そういや、その辺りの大学と京大の難易度的な位置関係ってどんな感じ?」

ぼく:「おれの認識やと、東大がトップにいて、その一段下に京大・一橋・東工大が並んでいる感じやな。早稲田とかの私立は分からん。」

友達A:「阪大は?」

ぼく:「京大とかのもう一つ下っていうイメージやな。」

友達A:「そうなん?」

友達B:「大体そう言うのが世間のイメージ。詳しいことはおれも分からん。早稲田受けたやつはおれの周りには一人しかいなかったし。」

ぼく:「おれの周りも関東の私大受けた人はほとんどいなかったな。」

友達A:「じゃあ早稲田はどんなレベル?」

友達B:「学部によると思うけど、結構むずいよ。早稲田に受かったおれの友だちは賢くなかったから、どうしても難しいイメージを持てないけど。」

友達A:「学部によって入試違うってこと?」

友達B:「確かそう。」

友達A:「へぇ~。」

塾に行く人と行かない人

友達A:「まぁ難易度はいいとしてさ、早稲田を目指すって言ってる生徒が『自分だけだとサボっちゃうんで、これからは宿題を多めに出してください。』って言うのがよく分からん。」

ぼく:「なんで?」

友達A:「だって、早稲田を目指すくらいの意識の高さがあるんやったら自分で勉強できるはずじゃない?」

ぼく:「そういう子は塾に行かんやろ(笑)。」

友達B:「能力はそこそこあるけど、自分一人では勉強できないから塾に行っているわけで。」

友達A:「そういうものか。あとさ、その生徒が『塾ならではのことをやってください。』って言うんだけど、塾ならではのことって何?おれ高校のときは塾行ってないし(笑)。」

ぼく:「確かに。何やろう?」

友達B:「例えば、早稲田の入試問題の中から今まで習った知識で解ける問題を選んで演習して、解説するとかじゃない?塾ならではって言うとさ。でもおまえはそこまでバイトでがんばるつもりもないやろう?」

友達A:「なるほど…。でもそういうことするとさ、おれ独特の解き方を教えることになってしまうけど、大丈夫かな?おれの解き方と模範解答が違うこと結構多いから。」

友達B:「確かにお前の解き方はちょっと変わってること多いな。」

ぼく:「どうやって勉強したらそうなったん?」

数学が得意な人(友達A)の勉強法について

友達A:「おれは学校で買わされた問題集だけをやってただけやけど。」

ぼく:「それはおれも同じ。チャートとかはやらんかったん?」

友達A:「高校のときはチャートは知らんかった。」

友達B:「珍しいな(笑)。チャート知らんのは超田舎の高校生とお前くらいやで(笑)。」

友達A:「そんなに?(笑)」

ぼく:「その学校で買わされた問題集が何か知らんけど、それで勉強したならその問題集の模範解答に似てくるものじゃないん?」

友達A:「模範解答の解き方はあんまり見んかったからな(笑)。答えがあってるときはいけてるやろってことで、次に行ってたな。模範解答とかを見ることよりも解きまくることを考えてた。」

ぼく:「だから解き方が独特になったんか。」

友達A:「だから教え方に自信ないわ。それにおれ英語とか国語も担当するけど、英語の方はもっと教え方が分からん。」

ぼく:「おれは逆に理系科目の指導が自信ないわ。」

教えるのが難しい生徒

ぼく:「まぁ確かに人に教えるのって案外難しいよな。」

友達B:「そうか?おれは割と自信ある方やけど。」

ぼく:「まぁお前の話は分かりやすいから納得やわ。たとえ話を使うのが上手いよな。」

友達A:「高校のときは教えるのに自信あったんやけどな~。塾講始めてから自信失くした(笑)。」

ぼく:「分かる(笑)。高校のとき教えやすかったのって、教える相手がよかったからやったんやろうな。」

友達B:「自分と学力が近いから、どこでつまづいているかが分かりやすいし、そもそもレベルが割と高めやな。おれらの同級生って言うと。」

友達A:「塾だと円の面積を毎週教えているのに、そのたびに忘れてくる子もいるし。」

友達B:「それは厳しい(苦笑)。」

友達A:「その子、おれが『三角形の面積の求め方は?』って聞くと、『半径×半径×…』とか言おうとするんよな…。三角形に半径なんかないのにさ。多分その子は、算数・数学で出てくる言葉を全く分かってないと思う。」

ぼく:「いるよな。そういう子。おれの担当したことのある子だとちょっと違うけど、その子にあるパターンの問題の解き方を説明した後でも、それとほぼ同じような類題が解かれへん。」

友達B:「どんな感じの類題?」

ぼく:「数字だけ変わったっていう感じ。それが解かれへんみたいやから、おれがヒントを出すんやけど、ほぼ答えみたいなことまで言わないと分からないみたい(苦笑)。」

友達B:「そういうタイプの生徒はいないな(苦笑)。寝てばっかりっていう子はいるけど。」

友達A:「説明しても分かってくれへん子はどうしたらいいん?」

ぼく:「多分おれらがどうこうできる問題じゃないよな。本気でやろうと思ったら、小学3年の計算ドリルくらいからやり直した方がいいんやろうな。」

友達B:「それはさすがにやり過ぎじゃない?」

友達A:「いや、通分できなかったりするから、小3くらいから不安な感じはある。」

ぼく:「通分できないってどういう感じ?」

友達A:「例えば、2/4とか平気で答えにしようとしてくるんよ。それでおれが『もう少し計算できるよね。』って言ったら、『6ですか?』って聞いてくるしさぁ。」

ぼく:「とりあえず2と4を足してしまえっていう発想か。たまにいるわ。」

友達A:「それを聞いたら分かると思うけど、その子、分数っていう概念を全く分かってないやんか?中学生に分数を1から教える時間もないから、『まぁ分かるんだけど~、そうじゃなくって…』って言うしかなくってさ。」

友達B:「『分かるんだけど~』って(苦笑)。分からんでしょ。」

ぼく:「確かに本気でやろうと思ったら分数の初歩から始めないとあかんな…。そんな大きい決定を一塾講師のおれらができるはずもないし、詰んでるな(苦笑)。」

個別指導の塾の意義について

友達A:「そうなったら塾に行ってる意味ってないよな。」

友達B:「ずっと寝てる生徒の場合もそう。そういうのって中学生に多いと思う。」

ぼく:「確かにそうかも。」

友達B:「高校生だと自分で大学受験をすることを選んた子が塾に来るから、そこそこ意識は高いはず。でも中学生の場合、みんな高校に行くし、そのために勉強してるから自分もやっとくか~ってくらいの意識しかない。親に行かされているだけって子もいるし。」

ぼく:「そういう意識の子は勉強できひんってことが多いよな。塾ではどうにもできないレベルでさ。教えてて虚しいわ。多分今教えていることって、この子の身につかないんだろうなって思うとさ。」

友達A:「分かるわ…。」

友達B:「親の精神安定にしか貢献してないよな。」

ぼく:「そうなんよな~。……あと塾の収益にも貢献してるけど。」

友達B:「確かにそうやな(笑)。」

あとがき

塾講師のバイトをしている京大生はこんな感じの話をしています。

この会話をして思ったのは、自分も含めて3人とも塾が役に立っていないケースに気づきながらバイトしているっていうことですね。自分たちがどうこうできるもんじゃないと諦めてしまっているけど、虚しいなぁとは思っているんですね。

今回は会話からの抜粋なので、話題が飛び飛びになってしまってます。その点はすみません。

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