これは画像の加工ソフト”Faststone Photo Risezer”を紹介する記事です。
このソフトの便利な点からインストール方法、使い方までをまとめました。
画像の大きさを変えたり (リサイズ) 、画像を圧縮してデータ量を削減したりする作業が、このソフトでとっても効率化されます。
ブログを書く人など、画像のデータ量を小さくする作業が多い人には、このソフトがおすすめです。
Faststone Photo Risezer の良いところ
まずは、Faststone Photo Risezerについて、ぼくが気に入っている点をまとめてみようと思います。
画像のスケールを自由自在に変更できる
このページの最初に載せた写真がありますよね。浜辺から三日月が見えている写真です。
あの写真は640px×480pxなのですが、元々は1665px×1249pxでした。
画像の質をどれだけ落とすかを自由に決められる
それから、画像の質を元々のレベルからどれだけ落とすかを決めることが出来ます。
ぼくがよく指定しているのは、元の画像の80%の質ですが、90%にも61%にも77%にも自由に指定できます。
表現する色の数を減らしてデータを圧縮することができる
写真に表現されている沢山の色は写真の美しさを支えていますが、ブログで使おうと思ったときには容量を食う原因にもなって余り歓迎できません。
そんな場合にFaststone Photo Risezerを使えば、色数を減らしてデータを圧縮することができます。
ウェブ上で公開されている画像サイズ圧縮のサイトで、この機能があるのかどうかは分かりません。もしかしたら、そこでも勝手にやってくれているのかも知れません。
ただ、Faststone Photo Risezer では自分で選択できるようになっています。
他にも色々と便利な機能が沢山
他にも便利だと感じる機能はたくさんあります。
加工後の画像ファイルをどこのフォルダに入れるかを指定できますし、一度に大量の画像を加工することも出来ますし、画像についているEXIFデータなるものも消去できますし、画像を回転させたりもできます。
その他にもぼくが使いこなせていない機能が沢山あるようです。
Faststone Photo Risezer のインストール&使い方
ではここから、Faststone Photo Risezer のインストール~使い方を解説していこうと思います。
ただ、使い方についてはぼくの分かる範囲になりますが。
インストール
インストールは、Faststone Photo Risezer ダウンロードへ飛んでやります。
以下がリンクで飛んでもらった先のページになります。

この画面で「download」と書かれたボタンがありますよね。そこをクリックします。すると、以下の画面に移るはずです。

ここでぼくの場合は1番左にあるexeファイルを選択しました。この「download」のボタンをクリックして、その後はポップアップしてくる指示に従えばインストールが完了します。
特に注意する手順はないと思います。”Agree” とかをクリックしておけばいいでしょう。
”Finish”というところまで行ったら、デバイスにFaststone Photo Risezerがインストールされているか確認してみて下さい。
Windowsなら、スタートボタンからインストール済みのアプリを確認することが出来ます。そこにFaststone Photo Risezerがあるはずです。Macについてはよく分かりません。そもそもMacでこのソフトは使えるんでしょうか? ちょっとよく分からないです。
使い方
次は使い方の説明です。以下の写真を実際に加工しながら説明していきます。

1280×853という大きさでデータ量は221KBです。これを横幅960pxにスケールダウンさせてみます。
まずは、FastStone Photo Resizer を開きます。

画面左側に加工したい画像ファイルのあるフォルダを選ぶ欄があります。上の画像でいうと、C:¥Downloads¥と書かれているところです。
この欄の右に”…”と書かれたボタンがありますが、ここをクリックすることでフォルダを選択することが出来ます。
フォルダを正しく選択することが出来たら、加工したい画像ファイルを選択します。上の写真で言うと、”sunset-210~”というファイルですね。

画像を選択できたら、それをクリックして、上の写真にある”Add➡”のボタンをクリックします。

上の写真のように、”Input List”というところに加工したいファイルの名前があれば上手くいっています。
さて、ここから実際に加工していくことになります。

この写真はFaststone Photo Risezerの右側の画面で、ここで加工の設定をしていきます。
Settingというボタンは画像の質を決めるところです。

ボタンをクリックすると、このような画面がポップします。Qualityの文字の右のバーはお察しの通り、画像の質を決めるモノです。
Use JPEG quality from the original file if possible というのはよく分かりませんが、チェックを入れていると画像の圧縮率が悪くなります。
Photometric もよく分かりません。
Color Subsumpling は High (Smaller File Size) を選んでおけば、画像の圧縮効率が良くなります。
Smoothing の値を大きくすると、何というか滑らかになります。(そのまま)
やりすぎるとボンヤリとした印象になるみたいです。20~40くらいで様子を見ると良いのかな?
Optimize Huffman table はチェックを入れておいていいと思います。効率のいい圧縮化の方式 (?) らしいです。
Progressive については表示の方法なのですが、チェックしておいてもしなくても余り変わらなさそうです。チェック入れておくほうが、やや圧縮効率はいいようですが。
Keep EXIF / IPTC Data については、チェックを外しておいていいと思います。これは画像の作成 (撮影) 日などの情報なので、いらない場合が多いでしょう。
これで画像の圧縮についての設定はOKです。ここから、画像のサイズ変更に移っていきます。
画像のサイズ変更 (リサイズ) は、Advanced Options というところにチェックを入れるとできるようになります。Advanced Options のボタンをクリックすると………

このような画面になります。初めは何も映らない灰色のボックスですが、Resizeという文字の左にあるチェック欄にチェックを入れると、上のように設定できるようになります。
ぼくがよく使うのは、Resize based on one side を選択して、Predifined Side で Width (横幅) を640pxとする設定です。
これでOKとすると、リサイズの設定も完了です。
後は出力先のフォルダを指定したり、加工後のファイル名を設定したりするくらいですね。
あ、あと、Input Fileの欄の項目をクリックすると、加工後のプレビューが見れることも言っておかないといけないですね。それを確認しながら、画像の質を微調整することもあります。
最後は画面右下の”▶Convert”をクリックして完了です。

これで、960×640、92KBの写真に加工することが出来ました。下が元の画像です。はっきりとは違いがわからないくらいに上手く加工できたと思います。

ブログを書くなどで画像を使うことがある人は、このソフトを一度試してみてもいいと思います。自分が使った中ではこれが1番です。
あとがき
最後にこのソフトに出会った経緯を書きます。ただ、特に役に立つ情報はないかも知れません。
暇な人は読んで下さい。
ブログを書いていると、画像に色々と手を加える機会が多くなります。
画像のスケールを変更したり、画質を落としたり。
そのようにしないと、何だか見にくくなったり、データ量が増えて動作が重くなったりしてしまいます。
特に画質を落としてデータ量を抑えるのは重要です。誰かが言ってました。
そこで、その作業を簡単にしたいという気持ちが出てくるわけです。
当初は google 先生に”compress image” などと検索ワードを投げて、google 先生に画像を圧縮してくれるサイトを探してもらっていました。
例を挙げるなら、”iLoveIMG”や”TinyPNG”などですね。
でも、使っているうちにそれらでできる操作が制限されていることにフラシュとレーションがたまってきました。
そうして、簡単に画像を加工する方法を探す旅を始めました。
その旅でお気に入りの画像加工ソフト「Faststone Photo Risezer」が見つかったというわけです。
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