リスニングを伸ばすための最初の一歩

英語学習
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リスニングができないけど何から勉強したらいいのか分からない…」と思っていませんか?

筆者も2年位前までは同じ悩みを抱えていました。

そこから勉強して今では何とかTOEFLなどの試験のリスニングでは苦労しなくなりました。

そこに至るまでに筆者が気づいた「リスニングのコツ」のようなものをまとめました。(注:筆者の主観が多く含まれてしまっています。)

その「コツ」は大きく分けると下の4つのポイントにまとめられます。

  • 英語のリスニングに邪魔な先入観を捨てる
  • フォニックスを覚える
  • 英語の発音の大原則をつかむ
  • これだけは押さえてほしい音声変化

この中のどれか一つでも身につけられたら、みなさんのリスニング能力は格段にアップするはずです

英語のリスニングに邪魔な先入観を捨てる

まず最初の最初はここからです。

私たち日本人は英語のリスニングに邪魔な先入観を持ってしまっています

そのなかで影響が大きいと筆者が思うものは下の二つです。

一つは日本語と同じ音声認識パターンで英語を聞こうとしてしまうことです。そしてもう一つは英語のリスニングにおいて音が全部聞こえると思い込んでいることです。

日本語の音声認識パターンを英語にも応用してしまう

日本語は基本的に一つの音は子音と母音からなっています。

そう言った特徴があるので、日本人は子音とそれに続く母音をまとめて一つの音として認識してしまう癖があると思います。

簡単な例を考えてみましょう。例えば “make it” は 【meikit(メイキット)】という風に発音されます。

これを日本人が聞くと 【meik + it】 という風には認識できないのが普通です。

普通は【mei + kit】 という風に聞こえると思います。

【mei(メイ)】 という音の単語と 【kit (キット)】という音の単語が出てきたと認識してしまうのです。そして「意味が通らないなぁ。」悩むことになります。

ですがこういった失敗をしてしまうのは仕方がないことなのです。

無意識で子音と母音をまとめて一つの音として認識する能力がないと、日本語のリスニングで支障をきたすからです。

しかし英語のリスニングでは、その能力は意味の切れ目を探すのを邪魔してしまいます。

この問題を解決するにはディクテーションが有効です

ディクテーションをして、それとスクリプトを見比べましょう。自分にどのような聞き取りの癖があるのかがよく分かります。

英語のリスニングにおいて音が全部聞こえると思い込んでいる

もう一つの先入観はこちら。「英語のリスニングにおいて音が全部聞こえると思い込んでいる」ということです。

ディクテーションをしていると、「どうやってもこの音が聞こえない」と思うことがあります。

聞き逃している場合もありますが、本当に発音されてないから聞こえないという場合も結構あります。文字と発音はいつも一致しているわけじゃないのです。

ですので全部聞き取ろうと思う必要はありません。

聞こえる分だけでいいのです。

以前、大学の英語の授業で「会話は3割聞こえたら成立する」と教授が言っていました。

さすがにそれは言い過ぎだと思いますが、それくらいの楽な気持ちで向かい合えばいいと思います。

フォニックスを覚える

これは必須です。

それぞれの音の発音の方法、及びそれぞれの文字の発音はしっかりと覚えましょう。

日本語の発音と同じように聞こえる音でも、実は発音の仕組みはかなり違うというものはいくつもあります

“who(hu:)” という単語を考えてみましょう。

これは日本語の「フー」と同じように発音すればいいと思われがちです。しかし実際は違います。

英語の “h” の音は喉の奥から息を出して発音します。「フー」は口の先で息を摩擦して出す音なので、全然違います。

雑学:実は日本語のハ行は同じ子音と5つの母音の組み合わせでできているのではありません。「ハ・へ・ホ」の子音は大体同じですが、「ヒ」の子音は違いますし、「フ」の子音もさらにまた別のものです。日本語の発音は実は複雑なのです。

フォニックスと検索すれば、分かりやすいサイトや動画がたくさん見れます。

英語の発音の大原則をつかむ

英語の発音には大原則があります。

それは次の二つです。

  • 強弱がある
  • 音の連結が起こる

強弱がある

強弱は一つの単語の中でもありますよね。アクセントです。

同じように文章の中にも強弱があります。つまり強く発音する単語と弱く発音する単語があるのです。

みなさんは内容語と機能語という言葉をきいたことがあるでしょうか?

内容語は重要な意味を伝える言葉で、機能語は意味がほとんどないけれど文を作るために必要な言葉です。

内容語は強く、はっきりと発音されるのに対して、機能語は弱く、早く発音されます。

ですので内容語は聞き取れるのですが、機能語を聞き取るのが難しいのです

慣れてくると機能語が聞こえなくても全体の意味が分かるようになってきます。ただ最初のうちは分からないとストレスになりますよね。

機能語の代表例としては、that, the, a, an などが挙げられます。

これらの単語は本当にさらっと発音されます。さらっと発音されたときは下のようになります。

  • that や the → th【ð】だけしか認識できない。
  • a や an → 弱母音の【ə, ən】となるのでほとんど聞こえない。

この他にも前置詞などが機能語に含まれます。

ディクテーションなどで機能語がどのように聞こえるのかを覚えていくといいと思います。

音の連結が起こる

英語では基本的に連続する単語がくっつきます。

全ての単語ごとに切って発音してくれません。

この性質のせいで一つのフレーズがひとまとまりに聞こえます。

as a matter of fact →【 əzəmæləvfækt(ァザマラァヴファクト)】

first of all →【fər:stəvɔ:l(ファーストヴォル)】

こんな感じになります。

これだけは押さえてほしい最低限の音声変化

英語には音声変化というものがあります。

発音するのが楽になるように、正式な発音と異なる発音をするというものです。ネイティブの会話では必ず音声変化が起こっています。

ネイティブは音声変化を無意識で使いこなしていますが、我々日本人は意識しないと使えません。

しかし音声変化を理解すれば聞き取れないことが無くなります。

ここで挙げる音声変化のパターンはあくまでも一部ですが、覚えるだけでリスニング能力が上がるのは間違いありません。

今回紹介するのはたったの6つのパターンです。

本当はこの6つ以外にも音声変化があるのですが、今回は頻出のパターンに絞ります。

他は出会ったときに覚えるようにしてください。

1. to

これは上で書いた「内容語と機能語」の話と関係します。

“to” は 機能語なので、【to:, ta:】としっかり発音されないことも多いです。

そして次のように音声変化します。

  1. 【ta】と発音する  ほとんどの場合こう発音されます。
  2. 【da】と発音する  人によってはこう発音することも多いそうです。
  3. 【na】と発音する  前の単語がn, ne, ing で終わるときに多いようです。
  4. ほとんど聞こえないパターン  to があるはずなのに全く聞こえないときもあります。

詳しくはこちらの動画で詳しく解説されています。

とても分かりやすいので、時間がある方はぜひ。

英語が聞き取れないのはToのせいだ!Toの4つの音声変化!《サマー先生の英語発音講座#13》

2. the

これも上で書いた「内容語と機能語」の話と重なります。

リスニングしていてよく分からない音が頻繁に混ざっているとき、それは the の可能性があります。

本来の発音は ðə です。舌の先を上の歯先に軽く当て、舌と歯の間から声を出す音ですね。

音声変化のパターンはこちら。

【n】に聞こえる 下の位置が n と ð では近いので前の音が n とかのときはこう変化する場合があります。

この現象は the だけに限りません。th で始まる単語、例えば they も同じように 【ney】のように聞こえることが少なくありません。

3. he, him, his, her, them

これらはよく使われる言葉なので、「はっきり言わなくても分かるでしょう」という暗黙の了解があります。

これらは普通、先頭の子音が脱落します。つまりは発音されないということです。

したがって

  • he → 【ɪ:(イー)】
  • him → 【ɪm(イm)】
  • his → 【ɪz(イz) 】
  • her → 【ər(ァr) 】
  • them → 【em(エm)】

詳しくはこちらの動画で確認できます。

he・him・her・them、発音が全て変わる!代名詞の音声変化《サマー先生の英語発音講座#4》

4. t の音声変化

tの音声変化のよくあるパターンの一つ目は脱落です。

t はよく脱落します。脱落というのは全く発音されないことです。

例えば “little” という単語を考えてみましょう。

これは【lɪtl】というのが正式な発音です。

しかし会話においては 【lɪl】という発音になることが良くあります。

もう一つの t の音声変化のパターンは d や l に変わることです。

例を挙げましょう。

d に変わる場合: pretty → 【preddy】
What are you doing → 【Whada you doing】

l に変わる場合:matter → 【maler】

5. tell の音声変化

tell は早口で話すときは【tel】とはっきり発音されません。

【tə / tu(トゥ)】のように聞こえます。

tell はよく見る単語ですし、【l】の音が消えてしまう音声変化のパターンは他にも多いですので、この音声変化は重要です。

他の【l】が消えてしまうパターンで頻出なのは、”I’ll” です。

“I will” の短縮形ですね。

このとき普通は、【l】を発音するときのように舌を歯にくっつけるまではしません。舌を歯の裏に近づけるのですが、くっつけはしないのです。

がんばって表記すると、【aiu(アイゥ)】のようになるでしょうか。(表記するのは難しいです…)

まとめ

  • 邪魔な先入観を捨てる
  • フォニックスを覚える
  • 発音変化を押さえる

大事なポイントはこの3つです。

ここをしっかり身につけられるとリスニング能力向上の第一歩になります。

どれも簡単ではなく、特に発音変化はかなりパターンが多いのでマスターは大変です。

また別の記事で頻出の音声変化をお伝えしたいと思います。

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