このところ英語の重要性・必要性を感じる機会が確かに増えてきていることを感じます。このページを訪れてくれたあなたもその感覚を共有しているのではないでしょうか?
「TOEIC900点で京大生な僕の英語学習歴」というタイトルに注目してくれたことから、これを読んでくれている方は僕よりも英語学習経験の浅い方なのかな?と想像しています。
そんな人に僕の英語学習の経験を共有してみれば、何かの役に立つのではないか。
そんな風に思って、このページを執筆することにしました。
中学校以前
まずは中学校に入る前での英語との触れ合い(?)を簡単に書きます。
ちなみに、ここで言っている「中学校以前」とは「中学校に入る前」ということで中学生の時期は含んでいません。
本当に「以」というのはややこしい漢字です。
幼稚園のころの英語教室通い
それはさておいて、ぼくが英語に最初に触れたのは幼稚園の頃でした。
あまり記憶には残っていませんが、公民館で開かれている幼児向け英語教室のようなものに週1で通っていたそうです。
今から思うと、ぼくの両親は子どもの教育に熱心だったんですね。
肝心のぼくは、仲が良くなった子とふざけてばかりで真面目にやっていなかったようですが。
その英語教室通いはいつの間にか消滅します。
原因は不明です。よく覚えていません。
親の仕事が忙しくなって送り迎えできなくなったのかも知れないし、ふざけすぎて出禁にされたのかもしれません。
小学校の英語の時間
それからしばらく時間が経って、次に英語に触れたのは小学校の英語の時間でした。
4年生のときでしたね。ALTのお兄さん・お姉さんが教えてくれるやつです。
はっきり言って遊びでしたね。あれは。
ぼくの認識は「国語や算数よりは楽だけど、体育よりはつまらない授業」というものでした。他の人の認識も大して変わらなかったと思います。
塾の英語の授業
ぼくは小6のときに塾に通い始めたのですが、そこで英語の授業も受けました。
ただ、授業と言ってもそんなきちんとしたものではありませんでした。
1年間でアルファベットと少しの英単語を覚えたくらいです。
先生も大学生のバイトでしたし、テキストも何をコンセプトにしたのか分からない奇妙なキャラクターが出現する変なテキストでした。
中学生時代
ここから本格的に(?)ぼくの英語学習が始まります。
恐らく多くの人がそうだと思いますが。
中学時代の英語の勉強は、「学校2割、塾8割」くらいのバランスでした。
学校
ぼくの通っていた中学校は英語の先生に恵まれた学校でした。ぼくが授業を受けた先生が皆熱心な授業をしてくれていました。
ただ、既に書いたように、ぼくは塾にも通っていて、そちらでの勉強がメインになっていました。
塾の英語の授業
中学時代の塾の英語の授業は、誇張なしに自分の人生に大きく影響したと言えます。
中学時代の塾の英語の授業のおかげで英語を得意科目とするための地盤ができました。それから高校でも英語は得意科目であって、大学受験でも京大合格に大きく役立ってくれました。
けれど、そのときの塾の英語の先生に感謝する気持ちで一杯かというと、答えに困ります。
それというのも、その先生(F先生と書くことにします)がめちゃめちゃ怖かったからです。
質問に答えられなければ厳しく叱責され、小テストで合格点を取れなければ怒鳴られ、ノートを取るのに夢中になって話を聞いていなければ怒られました。
本当にめちゃめちゃ怖かったです。
さらに怖いのが、サイコパスに思えるくらいの切り替えの速さでした。
F先生はエピソードトークが面白く、F先生がそれを話したときには教室の空気がいい感じに緩みます。
その話が終わった後も教室には余韻が残っているのですが、F先生はそんなものを無視します。さっきまでの空気がなかったかのように、厳しい態度で授業を再開するのです。
その切替ぶりには背筋が凍るモノがありました。180度転換といったレベルじゃありません。もはや平面上の角度で表現できないレベルの転換。
ぼくに限らず、F先生の生徒は全員同じ思いだったと思います。
「この先生にだけは怒られたくない」「この先生に努力が足りないと思われたら終わりだ」
そんな雰囲気がありました。
その空気に耐えきれずに塾を辞めていった人も1人や2人ではありませんでした。しかし、同時に生徒の英語力を(強制的かつ)上げていることも確かだったので、周りの先生も注意できないという感じで………。
幸いにも(?)ぼくは比較的真面目でかつビビリだったので、F先生に怒られないように頑張るというスタイルがうまくハマりました。
F先生の生徒だった自分たちくらいに徹底して単語・文法を頭に叩き込んでいた中学生は周りに居なかったと断言できます。中学範囲の単語・文法に関しては完璧でしたね。
授業で使う資料や小テストは全てF先生の手作りだったので、そのモノ自体の紹介はできません。基礎を重視した良質な教材でした。
洋楽との出会い
この時期に洋楽との出会いもありました。
きっかけはALT(なのかな?)だったアメリカ人の先生が紹介してくれた曲でした。
それは普段テレビやラジオから流れてくるJPOPとは違った雰囲気で、ぼくは一気に洋楽に興味を持つようになりました。
残念ながらその曲が何なのかは思い出せないのですけどね。
その記憶の彼方に行ってしまった曲を足がかりとして、ぼくは他の有名な曲もいくつか聞きました。
Carpenters, The Beatles, The Eagles, One Direction, Taylor Swift, Bruno Mars………などなど。
意味なんて全くわからないのに、歌詞を暗記しようと頑張ったものです。
洋楽を聴くという趣味は中学校時代の一時的な趣味にとどまらず、今にも続く趣味になっています。
最近は Taylor Swift とか Fitz and the Tantrums とか TONES AND I とかをよく聴いています。
高校時代
中学時代は「F先生に怒られないようにするには何をすればいいか?」という動機だけで勉強してきました。
高校に入ると塾には通わなくなったので、そういう指針が無くなりました。自分で考えて進めないといけなくなったわけです。
とりあえずユメタン
F先生の重圧から解放されたぼくでしたが、正直言ってどう勉強したら良いのかが分からない状態でいました。
そんなときに教科書購入(3月の終わり頃だったかな)があって、そのときに購入した教材の中に英単語帳がありました。それがユメタンです。
ぼくはとりあえずユメタンを始めてみることにしました。
これが結果的にとてもよかったです。大学入試で英語を武器にするための盤石な土台作りになりました。
最初はユメタンの使い方のインストラクション通りに。慣れてきたら自分なりにアレンジした使い方で。
アレンジした結果、書き取りはなしで、電車の中で音読(小さな声)するのみという形に落ち着きました。
学校の授業
学校の授業の方もアレンジした形で受けていました。
「先生の話はそれなりに真面目に聞くけれど、予習は全くしない」といった感じで。
先生は「本文を書き写してこい」とか「新出単語の意味を調べてこい」とかおっしゃいますが、怒られないのでやりません。
授業で大切だと感じたことは、全部教科書に書き込むスタイルです。
こういうふう手を抜くスタイルになったのは、プレッシャーのかかるF先生の授業の反動があったのかも知れません。自分でもよく分かりませんが。
ただ、3年生から始まった(2年生の後半から始まったかも知れませんが、はっきりとは覚えていません)英作文演習の授業はきっちりと予習しました。
そうじゃないと何も身につかなかったので。
あと、学校の取り組みとしてTOEFL ITPのテキストを使った授業もありました。
そこで初めてシャドーイングやオーバーラッピングといった勉強方法を学びました。まぁ、あまりやらなかったんですけどね。
そんな感じで、高校時代の英語の勉強は基本的にこの2つ、つまり英単語の勉強+授業、がほとんど割合を占めます。
他のページで紹介している参考書も入試レベルに持っていくために有効活用しましたが、あくまでも土台はこの2つでした。
大学入学後
大学入学後はとにかく発音・リスニングを頑張らないとと思って、時間の空いたときに勉強しました。
大学入学後の大まかな勉強の流れとしては以下のリストのようになりました。
1.本で英語の一つ一つの発音(”a” はどう発音するか、など)を勉強する。
また、それらが実際に使われたときの発音のされ方(音が一部消えたり、つながったり)も勉強する。
2.本で勉強したことをYoutubeを観ることで実践、定着。
発音を勉強するために使った本
使ったものは以下の教材です。他のページでも紹介していますが、ここでも紹介しておきます。
これにはめちゃくちゃ良質な情報が詰め込まれています。1000円ちょっとで購入できることを考えれば、とてもお得だったと思っています。
リスニングが苦手な人、リスニングが伸び悩んでいる人にはイチオシです。
というか、こういう系統の勉強をしないとリスニング力は初級レベルから抜け出せないと思います。
使う教材はこれでなくてもいいでしょうし、Youtubeでもいいと思います。ですが、どこかで「発音のコツ(音が消える・音がつながる・音が変化する)」を勉強しておくべきですね。
自分の経験からそう断言します。
あと、英語の音の一つ一つの勉強もやりました。これについては自分もまだ完璧とは言えなくて、まだまだ勉強中です。そんな中途半端なレベルで言うのもなんですが、このことも誰もがどこかで向き合わないといけないと思います。
例えばこの教材なんかはよかった。有名だし、評価も高いです。
先に紹介した「魔法のリスニング」よりはお高めですが、それでも2000円もしません。
英語のテスト:TOEIC, TOEFL
上に述べたような勉強をしながら、TOEICやTOEFLも受けました。これはモチベーションを上げるのに効果がありました。
「お金を払ってしまったし、この日まではしっかり勉強しよう」とならざるを得なくなります。ダレてしまったときなんかにおすすめですね。
勉強のやり方は至って標準的です。
頻出の単語を勉強して、公式の問題集を解く。基本的にはそれだけです。
ということで、以下がぼくがやり込んだ教材たちになります。
あと、TOEICについては以下の2冊も参考にしました。買う余裕はなかったので、書店で立ち読みです。
まぁ立ち読みと呼べるほどあっさりしたものではなくて、かなりじっくりと読み込んだんですけどね。もしかしたら買った人よりも読み込んだかも知れません。
この2冊はめちゃくちゃ参考になりました。買わずに情報だけ得たことは申し訳ないです。筆者さん、すみませんでした。
Youtube
それから、Youtubeの英語学習系の動画も勉強に使いました。ぼくのおすすめのチャンネルは別のページで紹介しています。
全部英語で話してくれるチャンネル(もちろん簡単で聞き取りやすい英語です)もあるので、「英語聞き取れてる~!」という感覚を味わえます。
おすすめです。
あとがき:これから
これまでの勉強でそれなりに英語を聞き取ることができるようになってきました。それはTOEICやTOEFLの結果にも表れてきました。
テストでの英語やフォーマルなスピーチはそれなりに聞き取れるという状態です。
しかし、テレビ番組や普通の会話となると、なかなか難しいです。それに話す能力もまだまだ不足しています。
それらを解消していくために、リアルな英語を覚えて、自分が話者になりきって喋るという練習をやってみようと思います。
多読は継続できませんでしたが、これは継続したい。
そこで、この本を買おうかどうか迷っています。買った人がいらっしゃれば、ぜひ感想を教えてほしいです。
オンライン英会話もお試しをやってみたりするのですが、目的意識がきちんとしていないと続けるのが難しそうです。DMM英会話, Cambly (キャンブリー)
, レアジョブ
とメジャーどころを試してみたりはするのですが………。
では何か進展があれば報告します。この記事に追記する形になるかも知れませんし、別の記事に書くかも知れません。
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