君、京大の地球工学科志望?本当にそれでいい?

Image by Philipp Falkenhagen from Pixabay大学
starling bird
スポンサーリンク

ぼくは三年前の今ごろ、赤本で過去問の演習に取り組んでいました。志望校は京大で、志望学科は工学部の地球工学科でした。

環境問題やエネルギー問題に興味があったぼくは、(この学科の合格最低点が低かったこともあり)この学科を目指していたのです。

これと同じようなシチュエーションの高校生は少なくないと思います。

ぼくの場合は幸いにも合格できて、今は三年生になったのですが、最近「何だか思ってたのと違うなぁ」という感覚が無視できなくなってきました。

まぁ興味深い分野ではあるのです。
街づくり、インフラなど………。

ただ、入学当初に抱いていたイメージとは違っていました。

そこで、これからの受験生がぼくと同じようなことにならないようにと思い、この記事を書くことにしました。

ぼくが(勝手に)抱いていた地球工学科のイメージ

「地球工学科」という名前。
何だか漠然としていて、名前を聞くだけではよく分かりませんよね。

地球工学科の学生でもそんな風に感じている人もいるでしょう。
特に一年生に多いのでは?という気がします。

ぼくの場合は、この漠然とした学科名に、自分に都合のいいイメージを作ってしまっていたんです。

再生可能エネルギーの研究とかできそう

とか

電気自動車の研究とかもやってるんじゃない?

とか

何かかっこよさそうじゃない?

とか思ってました。ぼんやりと。

地球工の実態

ぼくの抱いていたイメージは合っていたのか?

いいえ、間違っていました。

全然違いました

でも【京大 地球工学科】とかで検索すると、抽象的で何だかよく分からない説明が出てきますよね。
ぼくが正しいイメージを持っていなかったのも仕方ないと思うのです。

実際にふたを開けてみたら、太陽光発電の効率アップの研究とかしてませんし、電気自動車の研究とかしてません。

何なら基本的には「モノづくり」でもありません
新しい機械を作ることがメインじゃないのです。工学部ですが。

じゃあどういう学科なのかと言うと、「モノづくりの土台」とか「社会の土台」を作る勉強をする学科です。

まぁそれじゃあはっきりしないと思うので、もう少し具体的な話をしましょう。
三つのグループに分けて説明することになります。

その一つ目は社会インフラの勉強です。

社会インフラと言うと、それがないと生活できないよね、というものです。
道路、橋、水道、ガス、電気……などがありますね。

それらをすべての人が使えるようにするにはどうすればよいかを考えています。

それに、街も広い意味では社会インフラでしょう。地球工学科では街づくりの勉強をしています。

これも結構面白くて、人口減少社会に対応するためには街をどう作っていけばいいかといった研究などがあります。

二つ目は資源についての勉強です。

化石燃料を掘りに行ったり、効率よく掘るための技術を考えたりします。
貴重で枯渇の恐れがある資源(例えばレアメタル)の代わりとなる物質をよくある元素(酸素、炭素、水素…)の組み合わせで作ろう、みたいなこともやってると聞きます。

これは「モノづくり」の前段階に当たるので、「モノづくり」のための学問ということになるでしょうか。

三つ目は自然の姿や人間活動、それらの人に対する影響などを評価することです。

例えば、「この技術を使えばこんな有害物質が出るけど、それはどれだけ有害なんだろう?」とかがテーマになります。

他にも、「気候変動はどんな風に進んで行くのだろう?」とか、「最近集中豪雨が増えているけど、将来どうなるのだろう?」とかを研究しています。

どうでしょう?

少しは見当がついたでしょうか?

これを参考に、地球工学科を受験するかどうかを決めてもらえれば、入学してから思ったのと違ったと感じることはないと思います。

まとめ

最後に記事の内容を簡潔に振り返ります。

まず認識してほしいのは、地球工学科が

・モノづくり
・再生可能エネルギーの設備開発
・電気自動車開発
・AIの開発研究

などをやっている場所ではないということ。

地球工学科は、

・社会の土台
・モノづくりの土台

を担う学科です。(ぼくの認識ですが)

具体的には、

・道路・水道・橋・街などの社会インフラ
・モノづくりの材料・燃料となる資源
・人間活動の環境への影響評価

といったテーマを扱っています。

これを踏まえた上で、本当に地球工学科を志望するのかを考えてみるといいと思います

コメント

タイトルとURLをコピーしました