『小説家になろう』で読める実力派作家 カロリーゼロさん

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『小説家になろう』というのは、日本で最大の規模を持つ小説投稿サイトです。すでに知っているという人も少なくはないと思います。

ですが、

なろう小説とか、全部ご都合主義のファンタジーだろ

現実世界を舞台に面白い物語を作る実力がない作家が、異世界転生モノを書いて投稿してるんだろ

そんな批判を聞いたことがある人もいる結構いるんじゃないでしょうか? あるいは、それが『小説家になろう』を知ったきっかけであったというケースもありそうですね。

ぼくも『小説家になろう』の一読者なのですが、その批判に完全な反論を返すことはできません。実際に訳の分からない展開とか、意味不明なキャラクターとかが『小説家になろう』では溢れていますからね……。

しかし、そんな中にも確かな実力を持った作家さんがいます。

ここで紹介したいのは、その内の一人『カロリーゼロ』さんです。いや、実力に敬意を示すなら、『カロリーゼロ』先生ですね。どうしてランキングで上位に入ってこないのか理解ができないほどです。ぜひ、ぜひ、この方の実力を多くの人に知ってもらいたいと思います。

カロリーゼロ先生の魅力

まずはカロリーゼロ先生の魅力を知ってください。押し付けですみませんが。

魅力1:心理描写が秀逸

プロ作家とアマチュア作家を分ける大きな壁の要素の一つとして、「人物描写、あるいは心理描写」の上手さがあると思います。

筆力のない作家が書いた物語では、登場人物に共感することが難しいです。どうしてかと考えてみると、人物描写 or 心理描写が下手だからなんです。

ぼくもあるとき、ふと思い立って『小説家になろう』に小説を投稿してみたのです。その作品を見てみると、見事にそれに当てはまっているんです。

人物の内面描写の浅さと言ったら、干上がる直前の水たまりのようです。ホントに浅い、浅い。

しかし、カロリーゼロ先生は違います。全く違います。

正に実力派。映像よりも確かに登場人物の内面を描き出しています。そこには、ト書きと台詞を芸術的に駆使する技術がありました。

魅力2:ストーリーの構成の上手さ

作品の面白さには、ストーリーが面白さが必須です。そして、カロリーゼロ先生の作品にはストーリーの面白さがもちろんあります。

突飛な登場人物、ありえない展開―――カロリーゼロ先生の作品は、一見そう思えることもあるでしょう。しかし、じっくり読んでいくと、それがただの一面でしかないことに気がつきます。

突飛な性格の登場人物に見えて、なぜか共感できる。実は読者の多くが持っているであろう一面、悩み、夢を持っているからです。

あり得ない展開のように見えて、すんなりと受け入れられてしまう。その理由は、読者の経験や願望と何かを共有しているからだと思います。

そんなストーリーを組み立てられる力があるから、カロリーゼロ先生は物語の舞台を異世界とかに設定する必要がありません。現実世界を舞台に、とっても深い物語を見せてくれます。

異世界が舞台の作品もありますが、一読者のぼくのおすすめは現実世界を舞台にした物語です。ぼくには、そちらの方がカロリーゼロ先生の筆力が際立って見えるように思います。

カロリーゼロ先生の作品を一部紹介

では、ここからは個々の作品の紹介とさせてください。

サッカーと恋愛 〜普通に生きてきた俺が、ある日サッカーをした事がきっかけで、超美形の兄妹から惚れられてしまうお話〜

まずは現在連載中のこちらの作品。タイトルが正に『小説家になろう』の小説だなァという感じがします。

『小説家になろう』では、タイトルで人目を引くのを目的として、長ったらしいタイトルにする傾向があります。カロリーゼロ先生の筆力があるなら、そういうテクニックを使わなくても読者が集まってしかるべきだと思うんですが、実際はそうではないのかもしれないですね。

話が逸れました。

この物語は、頭の中にもう一人の人格を持つ少年(表面にその人格は表れないので多重人格とはちょっと違うのかな?)が主人公です。性格はやや尖り気味です。

彼は小学校のころに一時サッカークラブに入っていただけで、サッカーはおろか、スポーツ全般とほとんど関係のない生活を送っていました。

しかし、学校の球技大会で、頭の中の人格(彼はとっても耳がいい)の力を借りて、素晴らしいパスを連発します。

そのプレーは地味だったので、他の生徒はその異常さに気がつかないのですが、一人だけ気がついた人物がいました。

その人物は、同世代の日本サッカー界を代表するプレーヤーだったのです。彼に惚れこまれた主人公は、サッカーの道へ進んで行くことになる―――そんなお話です。

この物語で際立つのが作者描写力です。

特に、主人公以外の登場人物の台詞の使い方が上手いなぁと思います。下手にト書きでクドクドと書くよりも、よっぽど物語に入り込みやすい書き方ですね。

エロ漫画家でも、かわいい娘の笑顔が見たい!

こちらは(ぼくの独断によると)カロリーゼロ先生最大の傑作です。

何と言っても熱い。パソコンの画面を通して読んでいるだけのこっちまで気分が盛り上がってきます。

挫折、失望、後悔………。登場人物がそれらを乗り越えていく姿には涙が出てきてしまいます。

あ、ストーリーの紹介がまだでしたね。あまりにもこの作品が好きすぎて、思いの丈を語ることが先になってしまっていました。すみません。

タイトルの通り、主人公は瀬戸京介。38歳。エロ漫画家です。絵の上手さだけには、高い評価がされています。なのですが、絶望的にストーリーの構成力がありません。そのため、王道では全く売れず、エロ漫画家になりました。

しかし、エロ漫画家になっても「ストーリーがマズすぎる」と担当編集者に言われる始末。

そんな京介ですから、自分の力に自信が持てません。描いているのがエロ漫画ということもあって、小さい娘に自分の仕事を誇りをもって話すことができていません。

そんな日々が、一人の熱いオッサンとの劇的に出会いで変わります。そのおっさんの名前は常盤一 。彼は京介に漫画を描いてほしいと頼み込みます。

そこからはぜひ、ご自身の目でご確認ください。決して無駄な時間を食ったと後悔することはないはずです。

この作品のレビューで

” 『エロ漫画家でも、かわいい娘の笑顔が見たい!』という作品は、私しか読んでいないのではないか。
と言うより、この作品の面白さで、何故ランキング一位を獲得していないのか、意味が分からない。 ”

こんな熱い思いを書き込んでいる方もいます。その方は、ぼくの同志です。願わくば、この記事を読んでくださっているあなたも同じ思いを持ってくださるように。

あとがき

カロリーゼロ先生の作品への熱い思いは伝わったでしょうか? カロリーゼロ先生の魅力は伝わったでしょうか?

もし、それらがあなたに上手く伝えられているなら、カロリーゼロさんのマイページを見に行ってみてください。

では、そんなところで。

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